市議団だより−豊田のまちから
【08.07.07】自殺対策で県施策の調査と懇談
自殺が社会問題となる中、愛知県は「あいち自殺対策総合計画」を平成20年3月に発表しました。日本共産党愛知県委員会は、7日、八田ひろ子元参院議員、せこゆきこ元衆院議員が愛知県こころの健康推進室を訪れて、施策の中身を確認して、懇談を行いました。大村よしのり、根本みはる豊田市議も一緒に参加して、豊田市での実態について話し、県が豊田市とも連携して対策を強化する事を求めました。
自殺者数について、警察庁が発表する「自殺の概要資料」の数字と厚生労働省が「人口動態統計」から発表する自殺者の数字では違いが出ています。厚労省の数字のほうが少ないのですが、これは、厚労省の数字には外国人が入っていない事や、死亡診断書に最初に「自殺」と書かれたもののみを自殺と数えて、後で自殺だとわかったものは入っていないなど、その違いの意味が説明されました。豊田市当局が資料として提供された数字を、6月24日付の当HPの記事で、お伝えしましたが、この数字も「人口動態統計」からのものであり、実際よりは少ないと思います。
大村市議は、メンタルヘルスの相談体制の充実をはじめ、県が行う施策に期待を表明しつつも、働き盛り世代の豊田市での自殺者数が全国から見ても飛び抜けて多い実態を直視して、長時間労働や深夜にわたる交代制勤務の労働状態を改めさせるように、県として大企業に指導をするように求めました。