市議団だより−議会&市政の報告
【08.06.13】6月議会 公共のバスに「敬老パス」の導入を求める
大村市議の一般質問 その2
大村市議は、「仮に無料敬老パスを導入して高齢者の利用者が増えたとしても、ランニングコストは現在よりも基本的には増えないと思うが、どうか」と提起しました。市の答弁でも、「ランニングコストは変わりません」と確認されました。これは当然です。1人乗っても、10人乗っていても経費は変わらないからです。
大村市議は、「敬老パスをやるとすごく経費がかかるという、漠然とした不安が、市の執行部の側にも、議会の側にもあるんじゃないでしょうか。そこが、盲点だ」と指摘しました。
交通費助成の予算は、なんと12分の1以下に
かつて、高齢者の外出支援のために、名鉄電車・バス、タクシーの利用に対する「交通費助成制度」がありました。大村市議は、当時の対象者と予算をただしました。答弁では、「25900人、9684万4千円」というものでした。
しかし現在、交通費助成制度は、介護保険の認定を受けている方で、限られた方だけ、しかも、タクシー利用の一部に変わっています。その対象人数と予算を大村市議がただすと、「810人、810万9千円」という答弁でした。
大村市議は、「65歳になったら敬老パスがもらえる、がんばって長生きしようという希望を高齢者の方に持ってもらえるような、そういう制度の導入を求める」と提起しました。
答弁では、高齢者を一律的に対象とした敬老パスの導入は考えていないとするものでした。大村市議は、今後の市民運動で、実施を迫っていきたいと述べています。