【08.05.22】議会運営の改革を議長に申し入れ
「3人から会派」の見直しを
22日、日本共産党豊田市議団は、中根議長、梅村副議長をたずねて、議会運営の改革について申し入れを行い、懇談しました。
中根議長は、内容をよく検討して、各会派に伝えて議論してもらいますと応えました。
申し入れた内容は以下の通りです。
豊田市議会議長 中根 大様
2008年5月22日
市会議員 大村義則 根本美春
議会運営にかかわる会派要件の見直しについての申し入れ
日頃、議会運営の改革にご尽力いただき、感謝と敬意を表します。
さて、私ども日本共産党豊田市議団は、議会の運営に対して議員個人ごとの対応ではなく、議員2人の意志を統一して対応してまいりました。それは、公党の議員として当然のことと考えております。一方、現在の豊田市議会の運営においては、3議席以上をもって会派を構成するという申し合わせになっており、私どもの2議席では、会派としての対応は難しい局面が少なからずございます。
そこで、会派要件の見直しについて、議長の采配をもって見直しの検討を各派にはかっていただき、ご検討をいただきますようにお願いを申し上げます。具体的には、下記の内容について、見直しをご検討いただきますようにお願いします。
記
1,3議席以上という会派の要件について見直すことをお願いします。
・ 「会派」という以上、複数以上の議席は必要だと考えます。しかし、現在は、3議席以上を条件として会派を認定し、「複数」であっても2議席では会派として認定していません。過去においては、豊田市議会も2議席以上で会派認定していた時期があると聞いておりますし、他市の議会では、公党の場合は、1議席でも会派として認定している議会もあるとお聞きしています。この機会に、会派の要件を2議席以上にするように検討をお願いします。すぐに見直しが難しい場合でも、少なくとも、公党で言えば、複数以上の議席を有する場合は会派を構成できるように検討いただきますようにお願いします。
2,議会だよりにおける議員の肩書きの表現を「諸派」から「日本共産党」にしていただくようにお願いします。
・ 議案審査の賛否については、どの会派がどうのような態度をとったかは、議員にとって最も重要な要件です。とりわけ、公党である私どもにとって、その結果は重要です。特に、「諸派」と言っても、現状では日本共産党市議団と他の「諸派」の議員の方々とは賛否の結論が異なるケースが少なからずあることはご存知の通りです。市民にとってともわかりにくい表現になっていると思います。その点で、会派としての要件を見直す前でも、せめて、賛否の結果を示す場合には、「日本共産党」と分けて標記できるように、見直しをご検討ください。
3,会派的な位置づけで、質問時間の対応ができるように、運用の見直しをお願いします。
・ 質問について「会派」持ち時間制があるのは、一般質問、代表質問、予算決算特別委員会の全体会質疑です。2人であっても、会派的な位置づけで、質問時間が運用できるように見直しをご検討ください。会派持ち時間の運用となれば、当然、現在の議員2人分の持ち時間の合計よりも少なくなるわけでありますがその事を承知の上で見直しを要望しています。それは、公党の会派としての質問の運用を、可能な限り行いたいという意味であります。ぜひ、ご理解いただきますように、お願いします。
・ あわせて、代表質問が行えるように、ご検討をお願いします。仮に、3人以上会派の60分の持ち時間より少ない時間だとしても、公党の会派として、代表質問の機会をつくっていただけるように、ご検討をお願いします。
4,議会運営委員会、各派代表者会議に出席できるように見直しをお願いします。
・ 議会運営運営委員会について、会派要件をみたさなければ、事実上、委員として選出されない状況にあります。委員の選出は5月議会で終わっていますが、オブザバーとして議論に参加できる道を開いて頂けますように、ご検討をお願いします。
・ 各派代表者会議は、現在、傍聴もできません。会派としての要件を見直す前でも、「オブザバー」として議論に参加できる道を開いて頂けますように、ご検討をお願いします。
5,政務調査費の支出について、会派的に運用できるように見直しをお願いします。
・ 会派としての実質的な活動をしておりますので、会計処理が個々の議員では不合理になっています。少なくとも、運用について適用できるように見直しをお願いします。