活動日誌−大村よしのり根本みはる

【10.07.21】行政視察報告…都留市、山梨市

  ◇都留市の小水力発電◇
 都留市では、家々の間を流れる幅約3メートルの家中川を使って小水力発電所をつくりました。
 市は独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構から自治体初の補助(約1500万円)を受け、2006年に総建設費約4300万円で小水力市民発電所「元気くん1号」を設置しました。総建設費のうち1700万円は市民に債権を購入してもらってつくりました。債権の応募者は予定の4倍も集まり、関心の高さを示しました。
 市役所敷地内に流れる家中川に設置された「元気くん1号」は直径6メートル木製下掛け水車で最大20キロワットの発電能力を有しています。電力は市役所の庁舎で使う電力量の約13%を供給してきました。夜間や休日など使用量の少ないときは、電気事業者に売電しています。
 1号機に続き2号機も設置、23年度には3号機まで設置する計画だということです。

◇山梨市のバイオディーゼル燃料プラント◇
 山梨市では、廃食油でバイオディーゼルエンジン燃料を製造する施設をつくり、昨年4月から操業しています。
 市は地区ごとのリサイクルステーションに収集用のポリタンクを設置し、家庭から出る廃食油(植物性)の回収を呼びかけています。回収した廃食油は、市が設置した精製プラントに持ち込まれてバイオディーゼルエンジン燃料が作られます。市のスクールバス、トラックなど公用車の燃料として使われています。
 

 

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