活動日誌−大村よしのり

【08.07.17】千代田区の「ボランティアチケット」の取り組みを視察

   環境福祉委員会での視察3日目の報告です。
 「ボランティアチケット」の取組を千代田区からお聞きしました。地域通貨の議論の中でできてきたそうです。企業の従業員がボランティア活動に参加する事を促進し、企業がボランティア団体に寄付を拡大する「仕組み」として、千代田区の地域的な特徴をいかしたアイディアだと感じました。「企業がまとまって地域の清掃活動をやる」とゆうような形態でなく、従業員が個々人でボランティア団体を選んで活動することが前提となっていて、それに伴って企業が寄付を出し、各団体に配分される。それを行政(社会福祉協議会)が「ボランティアチケット」を軸にコーディネートしています。1時間のボランティア活動を従業員が行うと、1枚の「ボランティアチケット」が渡され、企業は従業員が行ったチケット1枚あたり1000円を基準に寄付を行う(1企業の寄付の上限50万円)。
 ボランティアに対する企業の認識、従業員の受け止め、行政の企画力と熱意、これらがうまく機能して実施できていると思いました。ただ、NPO法人がたくさんあり、活動レベルも高いという千代田区の地域的な特徴があって、はじめてできる事業だという感じもしました。
 午後からは、東京ビックサイトで開催されていた「自治体総合フェア2008年」を観ました。豊田市も「ITSの取組と足助の観光」についてブースを出展していました。

 

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