市議団だより−議会&市政の報告
【08.09.26】予算決算特別委員会の質疑より
学校現場の非正規労働の実態
9月議会の予算決算特別委員会全体会の質疑で明らかになったことをお知らせします。小・中学校の常勤講師は29人、非常勤講師は350人にもなっています。その講師には、時間外勤務の手当はついているのか、金額はいくらかになるのかとの質問に、時間外勤務は何時間かわからない、手当も支払われていない、非常勤講師にも、時間外勤務はない、という市の答弁でした。 また、非常勤講師が職員会議や学芸会などに、勤務として参加した場合は時間外勤務となります。それは、週20時間や40時間で配置された臨時職員だからです。その勤務に対する時間外手当はどのように執行されたのかという質問には、「時間外勤務はあるかもしれないが、時間外勤務の手当は支給しない」との答弁をして、ボランティアで行事に参加している実態を明らかにしました。
年々、外国人児童生徒が増え、平成19年度は648人となっています。その外国人児童が通う学校は59校で、学級数は313学級になります。この実態に対して、日本語指導員などは、十分、指導できる配置なのか質問しましたが、現在の40数人の配置では、どう見ても行き届いていないのが現状です。