市議団だより−議会&市政の報告
【08.06.16】対象者なのに、生活保護が受けにくくならないか
6月議会の質疑より
生活保護を受ける人の数を減らすため、市の窓口での申請受付を極端に制限する「水際作戦」が全国で問題になっています。特に北九州市では、市の人権を無視したやり方の中で連続して餓死・孤独死事件を引き起こしました。
豊田市の福祉保健部の重点目標の一つに「生活保護世帯の自立支援強化及び不正受給の防止」があげられていました。
日本共産党の大村市議は、環境福祉委員会の審議の中で、この問題をただしました。
たしかに、働いているのにウソを言って生活保護費を不正受給するのは不当なことであって厳格に対処することが必要です。ところが、一部の不正をとりあげて、本来、生活保護が必要な人にまで、市の窓口であれこれ言って、受けにくくするような「水際作戦」は、あってはならないことです。市は、このような「水際作戦」ではなく、あくまで不正の防止に努める事だと答弁しました。