市議団だより−豊田のまちから

【08.04.13】後期高齢医療制度はじまる

長寿やめさせる制度だ

   75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度が4月からスタートしましたが、高齢者の怒りの声が広がっています。
 高齢者の多くが医療保険料を年金から天引きされます。これらの人は、15日に振り込まれる2、3月分の年金から、4、5月分の保険料が天引きされます。天引きの対象は、月1万5千円以上の年金を受け取っている人です。
 高齢者の怒りは負担増だけにとどまりません。75歳以上の人を別枠の制度に囲い込み、保険のきく医療を制限する点にも不安の声が大きくなっています。
 例えば、▽通院では、主治医を一人に決め、保険から支出される医療費を定額制にする▽入院では、「退院支援計画」をつくって退院させた病院への報酬を増やし、病院からの追い出しを奨励する▽亡くなったときに支払われる「葬祭費」まで減らす。
 あまりにひどい制度なので、中止や見直しを求める意見書が地方議会で次々にあげられて政府に提出されています。4月6日までに560議会に達したことが、中央社会保障推進協議会の調べでわかりました。
 ところが、豊田市議会では、意見書の提出を求める市民からの請願に、日本共産党の賛成、自民・公明・民主の各会派の反対で不採択になってしまいました。多くの地方議会では、保守会派も一致して意見書をあげているのに、豊田市議会での、これらの会派の対応は「偏っている」と言われてもしかたがありません。

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