活動日誌−大村よしのり
【09.04.05】私は定額給付金を受け取りません
「定額給付金のお知らせ」が私のところにも市役所から届きました。
私は、定額給付金を受け取りません。申請書の「要否」の欄に「×」をつけて返信します。
そもそも、定額給付金について、麻生首相は迷走を続けてきました。哲学も理念もなく、あるのは選挙目当ての党略だけだと思えてならないのです。
政府の財政制度等審議会でさえ批判が続出しました。
定額給付金の元祖・一九九九年の地域振興券も、実施後は現職財務相が「むだが多かった」と失敗を認めています。いわば札付きの「ばらまき」政策です。
さらに、自公政府がレールを敷こうとしている消費税増税で5%の税率引き上げが強行されれば、国民負担増が上回り、まさに「ばらまき一瞬、増税一生」です。
今求められているのは「アメリカ頼み」でも「外需頼み」でもない、「内需主導」の経済への大きな転換だと思います。巨額の内部留保を持つ大企業が率先して派遣・下請け切りに走り、政府は現行法にも違反した不当解雇、下請けいじめを許しています。これが家計と国内需要を一気に冷やし、景気悪化をかつてないほど深刻にしているのです。
暮らしに軸足を置いた政策運営に根本から切り替えることこそ大切なのではないでしょうか。