市議団だより−議会&市政の報告
【09.09.24】公務労働の非正規化・市雇用の4割、協会・公社雇用で7割弱
日本共産党豊田市議団の決算質疑で、市役所の仕事における非正規労働の実態があきらかとなりました。
大村よしのり市議は、市が直接雇用している非正規職員と、市の仕事をしている協会・公社(第三セクターや外郭団体等)の非正規職員について質問しました。
市雇用の4割が非正規
市の直接雇用による非正規職員は2042人にもなっています。しかも、非正規職員の割合は、毎年拡大し、今や38.9%にもなっています。
また、市の仕事をしている協会・公社などでは、さらに非正規雇用の割合が多く、66.7%の1685人にも及んでいます。各地の交流館や体育館、美術館など、もともと市の職員での対応であったところが次々に協会・公社に委託され、そこが非正規に置き換えているという実態です。
学校、こども園での非正規拡大は心配
心配なのは、子どもにかかわる職場での非正規率の多さです。学校現場では授業にかかわる教員の部分で3割が非正規、子ども園では5割近くが非正規、学童保育では100%が非正規です。
官製ワーキングプア
「官製ワーキングプア」の指摘が社会的にもされていますが、年収200万円未満の職員は3012人、非正規職員の94%にも及びます。